土曜日のアフィリエイトブログ

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「墨攻」

<<   作成日時 : 2011/01/16 10:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

歪曲と改竄はまだまだあるが,ここにある対立は,四つの物語の四つの個性ではけっしてない。ひとり映画版『墨攻』のみが,偽善的でふやけた「戦争と平和」の,ハリウッド流の,欧米「人道主義」の軍門にくだった立場に立っていることを示している。ひとり映画版『墨攻』のみが,墨家思想と墨侠精神を裏切り,ふみにじっている。私はそう思う。

現代中国に毛沢東と中国共産党は墨家思想と墨侠精神を復興し,中国革命と文化大革命をはじめた。その毛沢東と中国共産党の軍隊であった人民解放軍のふたつの軍区がこの映画版『墨攻』に協力している事実は,中国の「党」と「軍」もまた,毛沢東死後,墨侠精神を裏切り毛沢東思想を否定してしまったことを事実で証明している。



大雑把にまとめるならば、儒教は、人間本来の自然な感情を認め、その良い点を定式化して社会規範となし、それを以って平和国家・文化国家を築くことを目指しており、人間性の悪の部分は、個人的には克己によって、社会的には階層的秩序と為政者の徳政によってコントロールしようとする。現代的立場が儒教に対して行なう批判は、「階層的秩序の重視」が現代の民主主義政治と相容れないということに的が絞られるが、政治的共和主義の概念が存在しなかった古代中国においては、それなりに人間的かつ合理的な社会システムの思想であると僕は思う。

 それに対し墨子は、人間の自然な感情や慣習に頼るのではなく、もっと広い「愛」の可能性を人間に見出そうとする(僕は、人間が自分を愛するのと同じように世界中の人を愛せるとか、家族や朋友に対するのと同じ深さで赤の他人を愛せるとかいう説は、どうもにわかには信じ難い気がする。キリスト教もそうだが、ここまで楽観的な人間に対する見方は正しい人間観察とは言えず、そこに途方も無い偽善や尊大を生じる素地を感じてしまう)。


「他人は嫌い、人間大好き」「人を愛しても信じはしない」を標榜してる俺は儒家だなあ。小説「墨攻」の何が面白かったのか全く覚えていないけど、映画「墨攻」はヒューマン過ぎて食い足りなかった。
墨攻 [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント
2007-07-27


Amazonアソシエイト by 墨攻 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「墨攻」 土曜日のアフィリエイトブログ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる