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zoom RSS アートサスペンス バチカンシークレット「ミケランジェロのなぞを解け」

<<   作成日時 : 2011/02/28 16:20   >>

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カトリックの中枢バチカンにあるシスティーナ礼拝堂。15世紀、教皇ユリウス2世は、彫刻家の巨匠ミケランジェロに、巨大天井画を、礼拝堂に描くことを命ずる。しかし、そこに描かれたのは、伝統的なキリスト教絵画と異なる絵だった。しかも、キリストの教えとは異なるギリシア神話の巫女(みこ)やユダヤの預言者の姿まで描かれた。作品に込められたミケランジェロと教会のメッセージを探り、当時のバチカンの姿を描き出す。


当時フィレンツェにいたミケランジェロは、《ダビデ像》のような人間らしい表現が巧みで、「彫るべきものが石の中に見える。それを開放してやるだけで良い」と豪語していた。ユリウス二世は、はじめミケランジェロに自分の墓を作らせるつもりだったが、この考えを変えて、ミケランジェロにシスティーナ礼拝堂の星空が描かれていた天井に見たこともないようなフレスコ画を描かせることにした。その目的はキリスト教の権威を回復させることであった。

 ミケランジェロは、1508年から4年間を費やして500uの天井画を完成したが、そこに描かれているのは裸体に関連するものばかりだった。その内容は伝統的なものと大きく異なっており、《アダムの創造》の神は人間と並列の位置に置かれ、神自身が中世のものとは異なって忙しく立ち働く姿で表現された。すなわち、この天井画は人間中心であり、すべての者がいきいきとした姿で描かれていたのである。

 これはどうしたことなのだろうか。その答えはフィレンツェのミケランジェロ博物館に残っている手紙などの資料から知ることが出来る。ユリウスの最初の希望は「キリストの十二使徒を描く」というものであったが、ミケランジェロは「それでは貧弱なものになるので、違うテーマで描く」と答えている。

 絶大な権力を持つユリウス二世がどうしてこのミケランジェロの提案を了承したのだろうか。そこには教皇の信任の厚かった「エジーディオ・ダ・ヴィテルボ」枢機卿というキーパーソンがいたからである。

 エジーディオはヴィテルボ村の教会や近くのマルタ島の修道院で聖職者としての研鑽を積み、当時免罪符の販売や聖職の売買の横行といった堕落した教会を本来の姿に戻すには聖職者自身の意識を改革して、中世の閉ざされたキリスト教を変革することが必要であり、それには「人々が神に祈る」ことだけを重視していくべきであるとの結論に達していた。

 エジーディオはローマで枢機卿となり、教皇の代弁者ともなった。1507年にポルトガルがマダガスカル島を発見したことを讃える祝賀のミサでは、エジーディオが説教を行っている。この説教の内容が残っているが、それは「新世界は神から与えられたもので、ユリウス二世の時代に黄金時代が訪れる」とし、キリスト教の本質的な復活を告げるものあった。



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