夢のブリューゲル

何度も再放送されているようだが(俺にも鑑賞の記憶あり)今回、次のようなことが印象的だったので記録しておくと共にDVD保存することにした。

1568年に描かれた「農民の婚宴」では、農民たちのありのままの旺盛な食欲が描かれています。同時代のルネサンス期に描かれた「カナの婚礼」では、料理に手をつけようとする人物は描かれておらず、理想化された人物の演技が描かれているようだ、と解説されていました。

建前にこだわるカトリックとありのままを重視するプロテスタントの違いかなとか、更には現在進行なうの中東「民主化」運動はイスラム教における宗教改革かもなどと妄想した。

荻野アンナ氏が解説をする。彼女が世に出たのは90年代で、その頃日本にいなかったため彼女の書いたものを読む機会もなかったし、また彼女の社会的な立ち位置があまり理解できていないのだが、彼女の語ることばは面白い。物事のエッセンスを切り取る独特のセンスがあると思う。
彼女によれば、彼の作品は近代の「私が中心」という考え方にまだ毒されていない時代のものらしい。私が惹かれるのもそのせいかな。秩序のあるものより、混沌としたもの、おどろおどろしいものの方が断然面白い。また、ルネサンスの共通認識に「人はみな死ぬ」「人はみな阿呆である」というのがあるらしい。それは現代においても通じること。姜氏の「(人が)死すべき存在であることに愛おしさを感じる」ということばに共感する。


荻野アンナって面白くてためになりそうな人だなあ。いつか、作品を読んでみよう。

傑作選1.「バベルの塔」
傑作選2.「怠け者の天国」
傑作選3.「ネーデルランドの諺」(1559)
傑作選4.「子供の遊戯」(1560)
傑作選5.「死の勝利」(1562)
傑作選6.「反逆天使の転落」(1562)
傑作選7.「農民の踊り」(1568)
傑作選8.「農民の婚宴」(1568)
傑作選9.「雪中の狩人」(1565)
傑作選10.「絞首台の上のかささぎ」(1568)

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